構築経緯
前まで相手のサンダーやランドロスなどのダイマックスによる誤魔化しなどが厳しかったが、ダイマが無くなったことによって黒バドがかなり活躍できるのではないかと考えて黒バドから構築を組むことにした。その上で、s15の構築(https://adelsnow.hatenablog.com/entry/2021/03/02/231639)がかなり使用感が良かった事もあり、ここから構築を組むことにした。
そこで、バンギラスでは相手のを見るのに限界があること、のダイマがなくなったのでバンギでわざわざ見なくても何とかなりそうだったことを考慮して、バンギラスをとんぼでの対面操作や毒々が優秀なバルジーナに変更した。あとは見た目はS15の構築と同じ。
個体紹介
バドレックス@眼鏡
アスラビ/サイキネ/リフスト/マジックルーム
175‐×‐101(4)‐217(252)‐120‐222(252+)
CSぶっぱ
眼鏡黒バド。眼鏡サイキネで確2を取れないポリ2がとても多くて苦労したがDダウンもあるしサイキネのほうが強いと感じる場面のほうが多かったのでショック採用にしなくてよかったと思う。リフストはS15の時はバンギの交代読みで打つ技として採用したが、今回はチョッキミトムやHDカバなどが耐えると踏んで突っ込んできたときに重宝することの方が多いように感じた。最後の変な技に関しては、トリックを強いと感じる場面が少なかったので違う技にしてみようと思ってこの技になった。自分のこだわり解除、相手の裏のスカーフ・襷による詰みの回避、輝石の解除、厚底ブーツ・食べ残し等を消してステロでのサイクルを有利に進めるなどの様々な用途があって活躍した試合も何試合かあってもう少し採用が検討されてもいい技なんじゃないかと思った。昔と比べて変なとこから悪技・霊技が飛んできて辛いことが多かったけれれどそれでも有り余る強さだったと思う。ちなみに構築名の「マジック」はマジックルームから来ている。これはセンス◎
サンダー@磁石
10万/暴風/ボルチェン/羽
191(204)-×-114(68)-192(236+)-110-120
調整意図
H 16n-1
HB 陽気悪ウーラのハチマキ強打最高乱数切って耐え
C 無振りイベル10万で超高乱1発
火力あるタイプのサンダー。バルジーナがいる構築に対して主に投げていく。眼鏡や珠では体力管理が厳しくなりそうだったので今回は磁石を持たせた。磁石込みでかなりちょうどいい火力が出てとてもよかった。ただ、Sに振っていないので全イベルに上から行動を許してしまったので確実に素早さに振った方がいいと思われる。電気の一貫を作れれば非常に強いポケモンだった。
バルジーナ@食べ残し
イカサマ/とんぼ/毒々/羽
217(252)-85-126(4)-×-161(252+)-100
HDぶっぱ
主に相手の等に対して活躍した。持ち物を食べ残しにすることで、臆病バドのC+2ドレキ×2をまあまあ耐えるようになあるのも食べ残しの偉いところ。後述するナットレイの枠がヌケニンだった時の名残で厚底ブーツは持たせていないけどブーツでもいいかもしれない。技構成に関しては挑発を欲しいと思うことがたくさんあったが、切れる技が本当に一つもないのでこの技構成に落ち着いた。挑発、身代わりがなければを見ることもできたがそのような選出はしないよう心がけた。火力のない等に対して毒々で粘り勝てるのもいいところ。
ナットレイ@ヨプのみ
ジャイロ-叩き-宿り木-守る
181(252)-114-167(124)-×-168(132+)-22(-)
調整意図
B<D
可能な限りBに振った
いつものナットレイ。主にを見てもらう予定だったが眼鏡だの気合玉だので全部吹っ飛んでいった。なのでそれよりかは砂+やに対して投げることの方が多かった。一応ヨプがあるのでゼルネには勝てなくもないが気合玉を2回中1回避けないと負け確なので普通に厳しかった。ウオノラゴンに対して投げる上で守るは必須だったが、叩きに関しては何を採用するのが正解なのかよくわかっていない。叩きも強かった場面が多々あったので悪くないと思っている。
ウーラオス水@スカーフ
水流/インファ/冷パン/とんぼ
175-182(252)-121(4)-×-80-163(252+)
ASぶっぱ
主に等に対して投げた。こいつでを誘ってとんぼからバドを展開するのはとてつもなく強い勝ち筋となった。鉢巻も強いと思ったがやが重かったのでスカーフにした。サイクルの駒としてもスイーパーとしても優秀で、しょっちゅう選出していた。火力がなくてポリ2に負けまくったのがよくない。冷パンはカイリューガブなどの氷4倍勢や重いドラパを意識して採用した。雷パン採用の時もあったけどあまり撃たなかったので冷パンにしていて困ることは少ないように感じた。
ランドロス@ゴツメ
じしん/岩封/とんぼ/ステロ
196(252)-165-156(252+)-×-101(4)-111
HBぶっぱ
等へのクッションとして投げたり、に対してステロを撒いてサイクルを有利に進めたりする点が強かった。持ち物は混乱実からゴツメに変更した。理由としてはゴツメをザシアンに入れることで振り方次第ではあるがバドのアスラビ圏内に入るから。ただ、物凄いAに振ったA特化レベルのザシアンにはきょじゅうざん×2で低乱数ではあるが落ちてしまうことがあったのでそうなってしまうと厳しくなることが多かった。回復手段がないので物理の役割集中で過労死するケースが多かったのでそれに気を付けて立ち回った。めちゃくちゃ強かった。
きついポケモンなど
イベル
サンダーをうまく使わないときつい。そもそも悪波でひるんだら対ありGG。最終日あんまりひかなかったのが唯一の救い。
オーガ
誰も眼鏡潮吹き受かってない。なんならナットに後出ししてくるけど普通にきつい。
ウオノラゴン
ナットの守るを読まれるともう誰も受からなくなってしまう。
コンセプト
・蜻蛉返り、ボルトチェンジから有利対面を作りバドを通す
この構築の根幹とも言える動かし方。バドを悪ウーラで見るような選出をされた場合などには一瞬でゲームを終わらせることもできた。HBポリ2程度であれば眼鏡サイキネ×2で倒せるので交代読みが必要になる場合も多かったが、眼鏡バドの火力の高さのおかげで交代読みが失敗しても相手のサイクルに十分な負荷をかけられることが多く、簡単に崩せることも多かった。
・ステロ、鉄の棘、ゴツメなどの定数ダメでバドの技圏内に押し込む
ダイマックスが無くなったこともあって少しのダメージで相手が倒せるかどうかが変わることが非常に多く、特に相手のザシアンにゴツメを触れさせてアストラルビット圏内に押し込む動きは非常に強力だった。また、バドレックスのマジックルームによって相手のポケモンの食べ残し・黒いヘドロや厚底ブーツを消すことでステロ+蜻蛉返りorボルトチェンジでの削りをスムーズに行うことができ、それも強力な点の一つだった。バドの一貫を作れなくても火力のあるサンダーやウーラオスの一環を作れれば崩すことができるので、崩しのルートを様々なところから用意できて強かったと思う。
結果
TN アーデル 最高217× 最終36位/2120
TN MAGEOFVIOLET 最高213× 最終112位/2080
アーデルロムが瞬間217×まで行けたけどそこから溶かしてしまってとても悔しかった。潜ったことに悔いはないのでまた頑張れそうなシーズンがあればもっと上を目指して行きたい。
スペシャルサンクス
・最終日通話してくださった方々
・一緒に構築考えてくれたぐーやんと君
・A最低バドを貸してくださったもってぃさん
何かあればDMまで
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